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GALAXY CRUISEについて

「GALAXY CRUISE(ギャラクシー クルーズ)」は、国立天文台が推進する市民天文学プロジェクトの1つです。本プロジェクトでは、すばる望遠鏡に搭載された世界最高性能の超広視野主焦点カメラ「HSC」を使った、大規模な観測プログラムによるデータが活用されています。すばる望遠鏡が捉えた宇宙を巡りながら、衝突銀河の形の分類にご協力いただくことで、市民天文学者と研究者とが共に銀河の謎に挑み、研究成果を生み出すことを目指しています。 


 

シーズンについて

[第1シーズン]
終了しました
21,587天体を市民天文学者の皆様に分類いただきました。 その結果、過去の研究では見えていなかった銀河の渦巻構造や衝突の痕跡が、多数発見されました。

船長による科学解析 (2021年3月1日NEWS記事)
船長報告(2021年6月27日)

[第2シーズン]
ただ今運行中
「すばるクオリティー」の画像を使って、衝突・合体銀河の謎をより深く探求します。第1シーズンでは出逢わなかった約3万の暗い天体の分類にご協力ください。
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プロジェクトの目的

このプロジェクトでは、以下のことを目的としています。
 
1. 天文学の分野において、市民参加型のデータ収集方法を確立する。
2. 銀河の分類データを広く収集し、銀河同士の衝突・合体が銀河の進化に与えた影響を検証する。
3. 研究機関と市民との双方向のやりとりを通じて、新たな天文学コミュニケーションの方法を確立する。
4. 学校・教育関係者、NPO関係者、企業の方などの天文学への関心を高める。
5. すばる望遠鏡HSCを活用した研究活動への社会からの理解・支援を得る。
6. ウェブを通じて研究成果を還元する。
 
これまでにも、銀河の画像を見て分類を行う類の市民天文学(シチズンサイエンス)が行われてきた例はありますが、本プロジェクトでは、すばる望遠鏡HSCが撮影した画像を使うことで、これまで使用されてきた他の望遠鏡による画像ではできなかった、詳細な解析が実現できることが期待されています。

市民天文学とは

あなたと天文学者の協力

「市民天文学」とは、国立天文台が行うシチズンサイエンス(*)の和名として、独自に考案した名称です。国立天文台が所有する最新の大規模データに触れることで、市民(=シチズン)のみなさまに、天文学の魅力を味わっていただく一方、研究者にとっては、大人数に参加して頂くことでより多くの診断結果を収集できるのと同時に、研究に対する社会の理解を促進できるメリットがあります。
 

*シチズンサイエンス:市民によって行われる科学活動で、科学研究機関やそこに所属する科学者と共同で行うことが多い。本プロジェクトのような、市民がインターネットを通じて既存の科学データにアクセスし、分類などを行うシチズンサイエンスは、主に英語圏で盛んに行われている。

空いた時間で、市民天文学者になろう。
自宅や外出先のパソコンから、登録すればどなたでも参加できます。
ゲーム感覚で、市民天文学者として研究に貢献できます。

ご挨拶

銀河はたくさんの星が集まった星の集団で、宇宙には数え切れないほどの銀河が存在しています。銀河がどのように生まれ、成長してきたのかは天文学の大きな謎の一つです。 銀河はお互いに衝突や合体を繰り返しながら成長をしてきたと考えられています。しかし、それが銀河の成長に具体的にどのような影響を与えたのかは、まだはっきりとわかっていません。それは、銀河の衝突や合体を観測で見つけることの難しさに起因していると言ってもいいでしょう。
 
国立天文台ハワイ観測所ではいまだかつてない規模の観測プロジェクトを遂行しています。この観測により、衝突・合体している銀河をいままでより格段に高い精度で見つけることができます。しかし、問題もあります。銀河は数え切れないほど存在しており、天文学者だけで探すことは困難なのです。
 
そこであなたの協力が必要です。 この観測による世界最高品質データで映し出された多くの銀河の中から、衝突・合体する銀河を探し出し、銀河進化の謎を解く研究を手伝っていただきたいのです。 無限に存在する多種多様な銀河の姿を調べながら、138億年の銀河の進化を一緒に解き明かしませんか?  GALAXY CRUISEではあなたを銀河宇宙への旅にご案内します。 ご乗船お待ちしております。
 
GALAXY CRUISE船長 /  国立天文台ハワイ観測所 准教授
田中 賢幸 

本プロジェクトを支える
観測装置について

すばる望遠鏡
 
世界最高性能の超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (HSC; ハイパー・シュプリーム・カム)を搭載しているのは、ハワイ島マウナケア山頂に建設された、日本のすばる望遠鏡です。すばる望遠鏡は、富士山よりも高い標高4205メートルのハワイ島・マウナケア山頂に建設された、日本の(国立天文台の)望遠鏡です。口径8.2メートルという、世界最大級の一枚鏡を持っています。
 
超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam
 

世界最高性能の超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (HSC; ハイパー・シュプリーム・カム)は、8億7000万画素を持ち、満月9個分の広さの天域を一度に撮影できる巨大なデジタルカメラです。HSCを使って330夜もの観測を行う大規模な戦略枠プログラム(HSC-SSP)が2014年3月に始まり、ほぼ7年という長期に渡り継続的に観測が行われました。HSC-SSPは2022年1月に完了しました。本プロジェクトでは、その第2期公開データを使用しています。
 

  Hyper Suprime-Cam すばる戦略枠プログラムの観測が終了 (2022年2月27日すばる望遠鏡トピックス)

船員・協力

 

船長

田中賢幸

エンジニア(分類サイト・hscMap作成)

小池美知太郎

航海士(サイエンスチーム)

安藤誠

伊藤慧

嶋川里澄(五十音順)

イラストレーター

石川直美

内藤誠一郎

動画クリエーター

三上真世

コンシェルジュ(案内役)

内藤誠一郎

山岡均

梅本智文

英文エディター

Ramsey Lundock

若手クルー(ソーシャルメディア)

有田淳也

安藤誠

伊藤慧

柿元拓実

桒田敦基

小藤由太郎

土屋智恵

中野すずか(五十音順)

操舵手(プロジェクトコーディネーター)

臼田-佐藤功美子

 

過去の船員・協力

柴田純子/アーキテクト(ウェブデザイナー)、Pisit Nitiyanant/イラストレーター、佐藤亮/英語翻訳、亀谷和久/コンシェルジュ(案内役)
 

謝辞

本サイトのトレーニングプログラムは、2018年度日本科学未来館市民参加型実験「オープンラボ」事業の協力を得て作成されました。
 日本科学未来館

さあ、今すぐ冒険の旅を始めましょう!